百鬼夜行の跡

好き勝手やっていきます。

ただ胸糞悪さに苛まされるブログ

先日あった出来事を綴ります。
題材そのものはTwitterで書き込んで問題のないものですが、その出来事があった時の私の気持ちが何とも言い難いものでした。
沢山考え、自然と息を荒げ、掌を握り拳にして歩いたものです。

この記事は啓蒙記事ではありません。
主張のための記事でもありません。
スプラトゥーン等のゲームメモでありません。
ただ、私の混乱した感情と人間としての胸糞悪さを吐露するためのものです。
Twitterの延長です。





そんなわけで私が遭遇した出来事をここから綴ります。











とある日の帰路。夏らしい暑さがありながら、夕暮れの風の涼しさのあるそんな頃。
早く帰って休みたい、ゲームしたいと思っいた私は家の近くまで歩を進めました。

たまたま道を見ました。
何か転がっていました。

それは自宅付近にいるのは珍しいドブネズミの、衰弱死体でした。
道の、それも自動車が通ったならばちょうど潰されてしまいそうな位置に横たわってました。

最初はネズミを「ペットのリスが逃げ出した…????」だの「たまたまこんな明るみで寝ているのかもしれやい」だの訳の分からないことを思わず考えてしまいました。
でもそれは間違いなく死体でした。

ネズミは苦手ではないんですが、こうも哺乳類が横たわっているのを見るのは何とも言えないものでした。車が通ったら、と思って私は自宅まで早歩き向かい、ネズミを動かすのに使えそうなものを探しました。
デッキブラシがあったので、深く考えずそれを手に持ちネズミの死体のいた場所まで戻りました。
幸い、車も何も通らなかったらしく何も変わらない姿のまま横たわってました。

急いで道の端まで寄せようとブラシをネズミの身体に当てました。想像よりずっと、重い体でした。
転がすと、押された力そのままにごろんと転がります。二、三度転がしてようやく道の脇まで来ました。
転がし終えて道に立っていると車とバイクが走ってきました。慌てて道の端に立ちました。
ネズミが車に轢かれなくて良かったと思った私自身に無性に腹が立ちました。

そのあとは破ったノートに赤字でネズミがここにいますと書いたものをネズミを重石にしてしいて、ブラシを手にスーツを着た私は家に帰りました。
通行人何人かとすれ違ったことが、なんともいえず気まずかったです。

良い事をした気持ちにもなり、悪い事をした気持ちにもなりました。
ネズミの死体が引きちぎれなくて良かった、車のタイヤに臓物がつかなくて良かった、生き物のことを慈しんで良かった。
家のブラシは汚れをとるためのものなのにドブネズミを動かすことに使ってしまった。そもそも車に轢かれずあんなとこで死んでいただなんて、変な病気が原因かもしれない。土の上に運ぶことも叶わず道路の端に置いてきてしまった。

帰宅後、両親に事を伝え保健所などに連絡しました。保健所で対応できないので、別の役所に伝えるか、翌日のゴミの日に見えないように捨てれば対処しますと返されました。
父と一緒に布で掴んだネズミを袋に入れ、ゴミ捨て場に袋を置いて、家のそばに戻ってからお祈りしました。
母には〇〇〇は優しいね、生き物のことを考えられて偉いねとも、念のため手はしっかり洗いなさいねたも言われました。


出来事はここまで。
正しいとか間違ってたとかで考えて良いのかも分からないし、優しいと言われたくてやったことでもないけど生き物のためのことをしたと誇りたくもない。増して結局道の上に転がして最後はゴミとして出したなんて最低とも思いたくない。
善し悪しで解決出来ないこともあって。
命は重くも軽くもあるし人間以外の哺乳類は人間ではないって思ったし。



言いたい事のない記事ですが、ここで筆を止めます。